サーバ上のデータやWebページは大事な資産です。しっかりバックアップとりましょう!!
サーバやシステム・Webページの運用保守をしていく上で重要なことにバックアップの取得するということがあります。
機器の故障やWebページの改竄など、あらゆるリスクによる影響を最小限に防ぐためにも是非取得しましょう!
そこで今回はwordpressのバックアップをシェルスクリプトで取得する方法を紹介します。
※サーバ等のバックアップについてはまた別の機会に記事にします。Linux環境であれば今回の記事で紹介するスクリプトも参考になるかも知れません。
wordpressのバックアップの基本
まず始めに、バックアップを取得する上で必要となるwordpressの基本的な仕組みから説明したいと思います。
WebページはHTMLファイルを作成して設置してある『静的ページ』と、wordpressなどのCMSのようにユーザがページにアクセスするたびにデータベース内のデータを元に都度ページを作成する『動的ページ』というものがあります。
■静的ページ表示の流れ
■動的ページ表示の流れ
このことから、静的ページのバックアップを取得する場合はwebページのデータだけを取得すればよいが、wordpressのような動的ページのバックアップを取得する場合はwebページのデータだけではなくデータベースのバックアップも取得する必要があります。
また、wordpressの場合、webページのデータとデータベースのデータにはそれぞれ以下のようなデータが含まれています。
webページのデータ (サーバ上のファイルのこと) |
テーマ、プラグイン、アップロードした画像ファイルなど。 |
データベース上のデータ | 投稿、固定ページ、コメント、カテゴリ設定、管理画面の設定など |
このことを踏まえた上で、実際にバックアップをどう取得するのかを考えていきます。